腎細胞がんの検査

腎がんが疑われると、超音波検査やCTなどの画像検査を行います。
痛みや苦痛がほとんどなく、外来でできます。

5_06【超音波(エコー)検査】
腎がんの診断は、まず腹部の超音波(エコー)検査によるスクリーニングを行うのが一般的です。
超音波を使って腎臓の様子をみることで、がんと血管の位置がよくわかります。
腎嚢胞(じんのうほう)や、良性腫瘍である腎血管筋脂肪腫(じんけっかんきんしぼうしゅ)との鑑別診断にも有効です。

【CT】
CTは、X線で体の内部を描き出しますので、腎がんの確定診断がほぼできます。
ほかのがんでは針で組織をとる生検を行って診断を確定することが多いのですが、腎がんの場合は、腫瘍に針を刺すとがんを周囲にまき散らしたり転移する危険があるので、針生検は、通常行いません。
静脈ががんでふさがっているか、リンパ節転移がないかなどもCTで診断できます。
腎がんには特にダイナミックCTが有用です。造影剤を静脈から急速に注入することで、短時間にたくさんの画像を得てがんの血行状態などを見る撮影法で、がんの発見・鑑別に大きな力を発揮します。

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【MRI】
CTで腎がんが確定できなかったり、ほかの病気との区別が困難なときにはMRIを行うことがあります。
また、腎静脈や下大静脈ががんでふさがっていることが疑われた場合は、補助的にMRIを施行してその範囲を確認します。MRIは磁気を使って体の内部を描き出します。
胸部X線写真や肺CTによって肺への転移がないかどうか、またアイソトープを用いた骨シンチグラフィーで骨転移の有無を確認することがあります。