【治療法】
〇手術(外科療法)
がんの治療法として最も基本的な治療法。外科手術で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。
悪性リンパ腫の場合は、手術による治療は少なく、化学療法・放射線療法による治療が行われます。
〇抗がん剤(化学療法)
悪性リンパ腫の治療は基本的に化学療法が中心。抗がん剤を利用してがん細胞の増殖を抑え破壊する治療です。全身どこにがん細胞があっても攻撃できる全身療法。
〇放射線療法
腫瘍の成長を遅らせる・縮小させるため放射線を使用する治療法。
がんの局所療法で、がんに侵された臓器の機能と形態の温存ができ、全身的な影響も少ないので高齢者にも適用できる患者にやさしい治療法です。
病変部の根治のため、リンパ腫の範囲が限られ、連続している部分に対しては、とても高い効果が期待できる治療法です。
週に4~5日、1日1回の照射を3~5週間というサイクルで行います。
〇造血幹細胞移植
骨髄の中にいる赤血球、白血球、血小板を作る細胞を移植する治療法。
通常の化学療法では治癒が難しい、治癒する可能性が少ない人に行われます。
生涯にわたり、正常な血液が作られるようにする治療法。
自分の造血幹細胞をあらかじめ採取して移植する自家移植と、他人の造血幹細胞を移植する同種移植がある。