人間の身体は約60兆個の細胞でできています。そしてその細胞の中にある遺伝子に異常が起きて、正常な細胞ががん細胞になるのです。
そのがん細胞には、無秩序に増え続け周りの組織に侵入する性質(浸潤しんじゅん)や、血管やリンパ管を通って体のいたるところに定着し、そこで増殖する(転移)性質があります。
遺伝子に異常が起きる原因としては、煙草や食生活、日常の生活環境などが挙げられており、生活習慣を改善することががんの予防策といえます。
すぐできる「がん予防12ヶ条」
1.バランスのとれた栄養をとる ~いろどり豊かな食卓にして~ | 2.毎日、変化のある食生活を ~ワンパターンではありませんか~ |
3.食べすぎはさけ、脂肪はひかえめに ~おいしい物も適量に~ | 4.お酒はほどほどに ~健康的に楽しみましょう~ |
5.たばこは吸わないように ~特に、新しく吸いはじめない~ | 6.食べものから適量のビタミンと 繊維質のものを多くとる ~緑黄色野菜をたっぷりと~ |
7.塩辛いものは少なめに、 あまり熱いものはさましてから ~胃や食道をいたわって~ | 8.焦げた部分はさける ~突然変異を引きおこします~ |
9.かびの生えたものに注意 ~食べる前にチェックして~ | 10.日光に当たりすぎない ~太陽はいたずら者です~ |
11.適度にスポーツをする ~いい汗、流しましょう~ | 12.体を清潔に ~さわやかな気分で~ |
出典:(財)がん研究振興財団「がんを防ぐための12カ条」より転載