がんは、昭和56年以降、脳卒中を抜いて死因のトップとなってから常にその座を維持し、また数も増え続けています。平成20年の死因別死亡数の割合では30.0%となっており、全死亡者の3割の方ががんで死亡している現状です。
死因第2位の心疾患(15.9%)を大きく上回り、まさに国民病となってきているのです。

主な死因別死亡数の割合(平成20年)

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主な死因別にみた死亡率の年次推移

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注:1)
平成6・7年の心疾患の低下は、死亡診断書(死体検案書)(平成7年1月施行)において「死亡の原因欄には、患者の終末期の状態としての心不全、呼吸不全等は書かないでください」という注意書きの施行前からの周知の影響によるものと考えられる。

注:2)
平成7年の脳血管疾患の上昇の主な要因は、ICD-10(平成7年1月適用)による原死因選択ルールの明確化によるものと考えられる。