がん検診で早期発見を

part13
胃の内側の粘膜からがんができて、次第に外側に拡がっていき、肝臓などにも転移するがんです。

胃がんは長い間、罹患率でも死亡率でも、日本人のがんの第1位でした。
死亡率では肺がんに第1位をゆずりましたが、多く方がかかるがんであることに変わりはありません。
しかし近年は、上下水道や冷蔵庫の完備による衛生状態の改善、がん発生に関与しているピロリ菌感染の減少、減塩ブームによる塩分摂取量の減少などで、男女ともに減少傾向になっています。

男女の罹患率は、年齢が高くなるにつれて男性で増え、60~70代前半では男性の罹患率が女性の3倍にもなります。

死亡率が減ってきたのは、がん検診で早期に発見されることが多くなってきたことと、治癒率が高くなってきたためです。
早期がんであれば100%近く、進行がんでも50%くらいの治癒率ですので、治りやすいがんといえますが、そのためには「がん検診で早期発見」が必要です。
ぜひがん検診を受けてください。