小児がん(小児白血病)の特徴

小児白血病は小児に生じるがんの40%を占めます

そのうち約70%は急性リンパ性白血病、約25%は急性骨髄性(こつずいせい)白血病、その他に少数ですが、骨髄性異形成(いけいせい)症候群や若年性骨髄単球性(こつずいたんきゅうせい)白血病などがあります。

人の血液細胞は、赤血球・白血球・血小板からなり、毎日骨髄(こつずい)で作られています。

白血病は、血液細胞になるはずの若い細胞(芽球:がきゅう)が、赤血球・白血球・血小板に成熟・分化せず、骨髄に蓄積することによって起こります。
芽球が骨髄内で増え過ぎてスペースがなくなると、正常な血液細胞を作られなくなります。そのため、血小板が減少し、出血班や紫斑(しはん=あざ)が現れたり、出血が止まりにくくなったり、貧血などの症状がでます。