中皮腫の症状と診断

【症状】

中皮腫の約8割が胸膜中皮腫で、胸痛、せき、大量の胸水による呼吸困難や胸部圧迫感が症状として現れます。
残りの2割弱の人が腹膜中皮腫で、進行すると腹水貯留による腹部膨満感、腹痛、腰痛、食欲低下、排便の異常、腹部のしこりなどの症状がみられます。

【診断】

胸膜中皮腫・・・胸部単純X線、胸部CTで胸膜の肥厚や多数のしこりが認められるが、肺がんとの区別がつきにくいので、胸水中の腫瘍細胞を調べたり、胸膜面の腫瘍で生検sる必要があります。
腹膜中皮腫:採血や画像診断では確定診断にならないので、組織を採り生検することが必要です。