出世魚として有名な鰤(ぶり)。 東北では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと呼びます。これは、地方によって呼び方が異なり、関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリとなります。しかし、最近では養殖の場合を『ハマチ』と呼ぶことも多くなっているそうです。 鰤は、良質なタンパク質と脂質が豊富です。他にもビタミンDや鉄分、タウリンなども含まれています。 特に注目すべきなのは、EPA(エイコサペンタエン酸)です。 EPAは、抗炎症作用があり、体内の過剰な免疫反応や炎症を抑制するという効果が確認され、アメリカやカナダでは手術後のEPA摂取が推奨されています。他にも、アレルギーを引き起こす物質を抑制する効果もあります。 何より、血液中のコレステロールを低下させて血流を良くし、血栓をできにくくする働きが大きく、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞から守ってくれます。 EPAとともに不飽和脂肪酸と呼ばれるDHAもまた、大切な働きをしています。 悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やしたり、脳の機能を高め、学習や記憶能力の向上に役立つそうです。 旬で脂が乗っている『鰤』を食べて、健康になりましょう! |