がんの都道府県別年齢調整死亡率

がんは、地方によって多い地域と少ない地域とがあります。それは、その地域の住民の生活習慣、気候、風土など、様々な環境の違いが反映されているためと考えられます。

がん全体による死亡率を見ると、一番少ない県は人口10万人に対し182.0人以下、一番高い県は210.3人以上に達し、その差は28.3人になっています。
性別で見ると、男性は中部で低く、北海道、青森、秋田、近畿西部、九州北部で高くなっています。

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女性は、中部、四国、九州南部で低く、九州北部、近畿西部、東京、北海道で高い傾向があります。

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がん全体の死亡率は、死亡率の高い肺がん、胃がんに加え、結腸がん、肝がんなどが増えているため、多様な分布を示すようになっています。