たばこは、気道のがんに大きく影響します。
たばこは肺がんの主な原因であることは周知の通りですが、喫煙者の周囲にいて煙を吸う人(=受動喫煙者)も発がんの危険が高くなります。
たばこを吸う人は吸わない人の4倍以上も肺がんになりやすく、1日に吸う本数と喫煙年数に比例して大きくなるといわれています。
死因1位である肺がんをはじめ、喉頭がん、口腔がん、胃がん、食道がん、腎臓がん、膀胱がん、膵がんなどもたばこの影響を受けるがんです。
特に喉頭がんは、肺がん以上にたばこの影響を受けます。
このような多くの種類のがんを、たばこを吸わないことによって防ぐことができるのです。
最近では女性の喫煙率が増えており、その結果ががんとなって現れる10年、20年後の女性のがんの増加が心配されています。しかも女性のほうがたばこの影響が大きいというデータもありますので、少ない本数といえどもがんの危険性は高いといえそうです。