膵臓がんの治療

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1.手術

がんを含めて膵臓と周囲のリンパ節などを切除します。ただし、

1.肝臓や肺などに転移がない。
2.腹膜播種=ふくまくはしゅ(がん細胞が臓器の壁を突き破って腹膜に広がること)がない。
3.重要な臓器に栄養を運ぶ大きな血管にがんが広がっていない。

という条件のときに手術が行われます。

2.化学療法(抗がん剤治療)

がん細胞が血管を巻き込んでいたり、転移があったりで手術でがんを取り除くことができない場合や、再発した場合には抗がん剤治療が行われます。

3.放射線治療

高エネルギーの放射線をあててがんをコントロールします。
手術で取り除くことができない場合に行われ、化学療法と組み合わせることで放射線の効果を高めることが期待できる為、抗がん剤とよく併用されます。