胆のう(たんのう)がんの症状

胆のうがんは初期の段階では無症状です。
進行するにつれて以下のような症状が出てきます。

1腹痛

みぞおちや右脇腹に痛みが出ます。

2悪心嘔吐、体重減少など

胆のうがんに限った症状ではありませんが、これらの症状はがんの進行に伴い、出てくる可能性が高くなります。

3黄疸

がんが進行してくると黄疸の症状が出てきます。がんが大きくなることによって胆道が狭められ、行き場のなくなった胆汁が血液中に流れ出すようになります。胆汁に含まれているビリルビンが血液中で濃度が高くなり、皮膚や目の白い部分が黄色くなります。これを閉塞(へいそく)性黄疸といいます。

(1)白色便

胆汁が腸内に流れてこなくなると便の色が白っぽいクリーム色になります。

(2)黄疸尿

血液中のビリルビン濃度が高くなると、尿中に排泄され尿の色が茶色っぽく、濃くなります。
尿検査でビリルビンを確認することで黄疸の有無がわかります。

(3)かゆみ

黄疸が出ると皮膚のかゆみも同時にあらわれることが多く、これは胆汁中の胆汁酸という物質がビリルビンと一緒に血管内へ流れるためです。