昭和59年に三重県ひじき協同組合さんが、「ひじきをもっと食べて健康に長生きしてほしい」という願いを込めて、敬老の日にちなみ、9月15日を『ひじきの日』に制定したそうです。

三重県では、毎年9月に【ひじき祭り】をして、この『ひじきの日』をPRしているそうです。

三重県産の伊勢ひじきは、長く太く、風味が良いことで知られていますが、そのひじきを使ったレシピをご紹介します。

[ひじきの煮物]

☆材料:乾燥ひじき 25~30g、油揚げ 1枚、人参 1/2本、調味料(だし汁 1.5カップ、砂糖 大さじ2.5杯、醤油 大さじ3杯、酒 大さじ2杯、みりん 大さじ1杯)

☆作り方:1.人参と油抜きした油揚げを細切りにします。2.鍋に油を中火で熱し、水気を切ったひじきと人参を炒めます。3.油がなじんだら、油揚げと調味料を加え、煮汁がなくなるまで煮ます。

この煮物を使って玉子焼きにしたり、乾燥ひじきでサラダや酢の物、天ぷらにすることもできます。

ひじきには、「長ひじき」と「芽ひじき」があり、長ひじきは茎の部分、芽ひじきは葉っぱの部分なのだそうです。芽ひじきの方が柔らかく食べやすいのですが、長ひじきもしっかり水で戻せばおいしく頂けます。

更にひじきには、健康に欠かせない成分がたっぷり入っています。

カルシウムは牛乳の約12倍、食物繊維はごぼうの約7倍、鉄分はレバーの約6倍にもなるそうです。近年、ひじきに含まれるフコキサンチンという成分に脂肪燃焼効果があるということもわかってきました。

あまり海藻を食べる機会がない方も、ぜひひじきの良さを理解して頂けたらと思います。