誰もが聞いたことがある『ぎっくり腰』。正式な名称は「急性腰痛症」です。ぎっくり腰は、突然腰が動かなくなることの総称として使われています。ヨーロッパでは『魔女の一撃』と言われ、それほど痛いということらしいです。 ぎっくり腰になりやすい人は、①運動習慣がない人、②膝が悪い方で、膝をかばって立ったまま動作をすることが多い人、③運送業などに従事し、日常的に腰に負荷がかかっている人、だそうです。 以前は腰の痛みが良くなるまでは寝ていた方が良いとされていましたが、最近では、痛みが落ち着いたら早めに動き始めた方が回復も早いことがわかってきました。 ぎっくり腰を発症して1年以内に1/4の患者さんが再発するそうです。 予防としては、①椅子に座る時は、背当てに腰が付くまで深く腰を掛け、猫背にならないように注意する。1時間に1度は立ち上がり、軽い屈伸運動で腰の血流を良くする。②床から物を拾ったり、物を持ち上げたりする時は、腰に負担がかからないように膝を曲げる。③急に伸びをしたり、腰をひねるような動作をしない。④ストレスが続くと痛みに敏感になるので、ストレスを軽減する。⑤腰を支えるための筋力アップ運動や、筋肉や靭帯を柔軟にするストレッチを行う。 男女・年齢問わず襲ってくる急な腰の痛み。皆さんはぎっくり腰にならないように、しっかり予防して下さいね。 |