2月最初の午(うま)の日を「初午」といいます。ちなみに今年は2月7日です。

立春後の午の日は、1年のうちで最も運気の高まる日だそうです。

旧暦2月の初午は今の3月にあたり、ちょうど稲作を始める時期だったため、農耕の神様を祭るようになりました。

稲荷神社の総本社である京都の『伏見稲荷神社』には、この日に初午詣(はつうまもうで)をする人が行列を作るそうです。

豊作、商売繁盛、開運、家内安全を祈願するお祭りで、稲荷神のお使いと言われるキツネの好物の油揚げや、油揚げにすし飯を入れたものを奉納します。これがいなり寿司の始まりとなりました。このことから、稲荷神社といなり寿司のことを『おいなりさん』と呼ぶようになったそうです。

おいなりさんの形は、東日本は米俵を表現した俵型、西日本ではきつねの耳にみたてて三角になっています。

福島市にある稲荷神社でも初午祭があるようなので、興味のある方はぜひお出掛け下さい。