7月は【熱中症予防強化月間】です。これは、熱中症による救急搬送者数や死亡者数が急増する7月に、国民一人一人が正しい知識を持つことでその被害を防ぐことができるよう、平成25年に環境省が定めました。

今年の長期天気予報によると、7~8月の気温は全国的に平年並みか平年より高い見込みです。梅雨の晴れ間や梅雨明け後に気温が急上昇します。屋外での活動は、体調の変化に注意して、こまめに水分補給をしたり休憩を取りましょう。また、屋内でもエアコンや扇風機を使用して、快適な温度と湿度に保ちましょう。

また、日頃からバランスの良い食事で、熱中症に負けない身体作りをすることも大切です。

ビタミンB1が不足すると糖質を分解できず疲労物質がたまって疲れやすくなります。ビタミンB1‥豆腐・味噌などの豆製品、豚肉、玄米、モロヘイヤなどに多く含まれます。

クエン酸は、疲労の原因となる乳酸の発生を抑え、疲労回復に役立ちます。クエン酸‥レモン、梅干し、酢などに多く含まれます。

ビタミンCは、免疫力を高めストレスへの抗体を作ってくれるので、夏に積極的に摂りたい栄養素です。ビタミンC‥レモン・グレープフルーツなどの柑橘類、スイカ、ブロッコリー、パプリカなどに多く含まれます。

福島市も、日本気象協会が推進している【熱中症ゼロへ】プロジェクトに協力自治体として参加しています。毎年最高気温を出しそうな勢いで暑い福島の夏。飲み物を持ち歩いたり、涼しい洋服を身に着けたりして、熱中症にならないように気をつけましょう。