3月3日は【耳の日】です。

耳の日は、1956年に日本耳鼻咽喉科学会が制定した記念日ですが、この日は、電話の発明者であり、ろう教育者でもあるグラハム・ベルの誕生日だったことと、3の字が耳の形に似ていること、「3(み)3(み)」の語呂合わせからこの日になったということです。

一般の人々が耳に関心を持ち、耳の病気のことだけでなく、健康な耳をもっていることへの感謝、耳を大切にするために良い音楽を聞かせて耳を楽しませてあげる、あるいは、耳の不自由な人々に対する社会的な関心を盛り上げるために制定されたそうです。

耳の日を前に、国民生活センターは、耳掃除中の事故が昨年末までの5年間で、178件にものぼると発表しています。

そのうちの4割が「奥を突いた、奥に入れすぎた」という理由だったそうです。

ここで、正しい“耳掃除の仕方”をご紹介しましょう。

まず、耳の穴は、骨の上に薄い皮膚がはっているだけなので、強くすると目には見えないような傷がつき、外耳炎になりやすくなるそうです。

耳あかは、自然と耳の外に出てくるものなので、奥まで耳かきや綿棒を入れる必要はありません。

座った状態で、耳の入り口から1cmくらいまでの所をそっと綿棒でクルッと掃除します。

所要時間は1〜2分程度で、2週間に1回くらいで十分だそうです。

気持ちが良いからと言って、ガリガリお掃除するのではなく、優しくお掃除をして、健康な耳を保てるようにしましょう。