7月に感染しやすい病気は手足口病、ヘルパンギーナ、アデノウイルス(プール熱)です。

それぞれの症状を調べてみました。

 

≪手足口病≫

手、足、口に発疹や潰瘍ができる病気です。お尻に発疹が出るタイプや、口の発疹が出ないタイプもあります。急に38度台の発熱があり、口の痛み、手足やお尻に発疹が見られるようになります。熱は12日出ない場合もあります。痛みで食欲不振が強くなると脱水の危険があり、重症化すると髄膜炎を起こすこともあります。

 

≪ヘルパンギーナ≫

エンテロウイルスという喉の中に居座るウイルスが原因で、喉から繋がる口の中に発疹ができ、下痢などの症状が出る場合もあります。突然38度以上の高熱が出て喉の奥が赤くなり、喉や口内、口唇に特異的な発疹や潰瘍ができ、痛みも酷くなります。

全身の発疹は起きません。34年前に流行したタイプは口の中の発疹が多く重症化が高く、大人の感染も多かったのですが、ここ12年は軽いタイプが主流です。

 

≪プール熱≫

正式名称は咽頭結膜熱と言い、プールの水を介して感染しやすい事から“プール熱と呼ばれています。感染力が強く、高熱、喉の発疹、充血や目やになど、目の炎症を起こします。3940度の熱が4日前後続き、比較的元気なのが特徴です。

 

手洗いうがいはもちろんですが、疲れを溜めず睡眠をきちんと取り、免疫力を高めて体をウイルスから守りましょう!