スギ花粉は、2月から飛び始め5月の連休が過ぎるまでおさまりません。その後もヒノキ、夏からはイネ、秋にはブタクサやヨモギが飛び始めます。

年々スギ花粉の飛散量が増えていることから、花粉症の発症は低年齢化が進み、15歳未満のお子さんの約4分の1はスギ花粉症だという統計が出ているようです。

風邪と似た症状なので、小さいお子さんの花粉症は気が付きにくいかもしれませんが、毎年同じ時期に鼻がズビズビしているな~と思ったら、耳鼻科か小児科を受診して、検査をしてもらうといいでしょう。

花粉の飛ぶ時期は、空気が乾燥しているため鼻の粘膜も乾燥しているので、風邪を引きやすかったり、アレルギー反応を起こしやすかったりします。それは、加湿器を使うことで改善されますが、湿度が60%を超えるとカビやダニが増殖してしまいますので、50~55%におさえることが重要です。

花粉シーズン前から【L-92乳酸菌】を摂ったり、アレルギーの薬を服用すると、症状が軽く済むとも言われています。

また、花粉を避けることも大切です。

よく晴れて気温が高い日は花粉が飛びます。雨上がりの翌日で気温が高くなると花粉はたくさん舞います。

外出する際は、髪の毛に花粉がつかないように帽子をかぶったり、マスクやゴーグルタイプのめがねをかけたり、ツルツルした素材(化学繊維)の上着などを着用したり、飛散情報をチェックして花粉が多い日は外出を控えるなど、注意が必要です。

帰宅時は、玄関先で花粉を払い、家の中に花粉を持ち込まないようにし、うがいや手洗い、洗顔を行うようにしましょう。

今年の花粉の飛散予報では、東日本は昨年より少ないそうですが、少しでも症状が軽くなるように、ご家族で協力しあいましょう。