葉が柔らかく、生でも美味しく頂ける春キャベツ。

本来は涼しい気候で栽培されるそうですが、今では北海道から沖縄まで幅広い地域で生産されています。

季節ごとに味や性質が微妙に変化するそうで、春は巻きが緩く、水分が多めで甘味があり、サラダなどの生食や浅漬けに向いています。

キャベツの原産地はギリシャやイタリアなどヨーロッパの大西洋・地中海沿岸と考えられていて、歴史は古く、紀元前の古代ギリシャや古代ローマにおいてすでに栽培が行われていました。日本に伝わったのは江戸時代で、一般家庭に普及したのは大正時代からだそうです。

キャベツは、ビタミンCやビタミンUが豊富に含まれています。

ビタミンCの効果としては抗酸化作用があります。辛み成分のイソチオシアネートが加わることで、動脈硬化やがんの予防に役立っているそうです。

ビタミンUは別名キャベジンといいます。(どこかで聞いたことがある名前ですね♪)このビタミンUは、粘膜の再生に必要なたんぱく質の生成を助ける効果があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防に役立ちます。

他にもカリウムが豊富で、カリウムは余分な水分を体外に排出し、むくみ防止や高血圧予防に効果があります。

煮崩れしにくくアクもないので、あらゆる料理に使えます。しかし、ビタミン類は加熱すると溶け出してしまいますので、茹でたり煮たりする際には、時間が長くならないようにしましょう。