冬野菜といえば、甘みのある白菜。冬の鍋には欠かせない食材の一つですね。今回は、白菜についてご紹介します。

【栄養・効用】白菜の食物繊維は柔らかく、消化が良いです。外葉と芯葉にビタミンCが多く、芯葉にカリウムが多いです。約95%が水分で栄養価は高くありませんが、ビタミンC以外に、鉄・マグネシウム・カルシウム・葉酸・亜鉛も含んでいます。イソチオシアネートが含まれているので、がん予防にも◎。

白菜は、3~5月の春白菜、6~10月の夏白菜、11~2月の秋冬白菜があります。1年中売られていますが、白菜の旬は、冬です。

【保存方法】丸ごと保存するなら半月。冬場は3週間から1ヶ月は持ちます。横にして置くと重みで腐る場合があるので、白菜を新聞紙に包んで、冷暗所に立てて保存しましょう。カットした白菜は傷みやすいので、ラップをして冷蔵庫で保存し、早めに使いましょう。

【選び方】美味しい白菜は、外葉が大きく、しっかりと巻いてある色が緑色から黄色いもので、芯の部分がみずみずしくツヤがあり、ずっしりと重いもの。カットしてある場合は、断面が水平なもの。

黒いブツブツは何⁇食べても大丈夫? 虫食い?カビ?病原菌?と思っていた方も多いのではないでしょうか。黒い点は、少しだけならそんなに気になりませんが、多いとやっぱり気になりますよね… この正体は“ゴマ症” 白い葉や茎にゴマのように、黒い斑点が散っていることから付けられたそうです。原因は主に“生理障害”と言われ環境によるストレスによってわりとよく発生します。病気や虫によるものではなく、肥料の窒素成分、また、過多・低温度・高温度による障害のことだそうです。ポリフェノール類の蓄積による変色が、黒い外観として顕れたものなので食べても問題ありません。

白菜に含まれるカリウムは、煮ると水に溶け出すので鍋料理や煮炊きする場合スープも飲むと良いようです。これから寒さが厳しくなると、ますます美味しさが増します。低カロリー食材として健康野菜の白菜おすすめです!