夏至(げし)の意味や風習をご存知ですか?

 

夏至とは、1年で最も昼が長くなる日のことです。

祝日でもなく目立った行事もないので、馴染みが薄いかもしれません。

しかし、夏至の意味や日本各地に伝わる風習を知るだけでも季節感を感じられ、夏を迎える心の準備になるでしょう。

 

日本や中国で採用されている太陰太陽暦における二十四節気の一つ。

「日長きこと至る(きわまる)」という意味があり、日本を含む北半球では一年の中で最も昼の時間(日の出から日の入りまで)が長くなり、太陽の南中高度が最も高くなる日です。

一方、南半球では逆に一年の中で昼の時間が最も短くなります。

 

日本各地には、夏至ならではの風習があります。多くは豊作を祈る風習です。

大阪付近では、タコの足のように稲の根がよく地面に広がりつくことを願ってタコを食べる風習があります。

関東地方では新小麦で餅を作り、神様に供えるのが古来の習わしです。

 

日本の夏至は大きなお祭りもなく、あまり生活に溶け込んでいませんが、北欧の夏至は、一年の中でも大切な節目の日です。

現在は外出がとても難しいですが、落ち着いたころにでも、旅行の計画を立ててみるのも良いと思います!