3月から4月は、新玉ねぎの出回る時期です。

新玉ねぎは、皮が薄くて色が白く、辛みの少ない種類です。

サラダで食べると美味しいですよね。

その【玉ねぎ】について調べてみました。

玉ねぎは生で食べると辛みがありますが、その辛み成分が「硫化(りゅうか)アリル」といいます。

硫化アリルは、生のまま食べるのが効果的で、血液中に含まれる糖の代謝を促進し、血糖値の上昇を抑えます。

また、ビタミンB1の吸収を促しますので、豚肉などと一緒に食べれば、ビタミンB1の“疲労回復”“食欲増進”などの効果が大きくなります。

他には、ポリフェノールの一種で「ケルセチン」という成分も多く含まれています。

ケルセチンは強い抗酸化作用があり、血液をサラサラにしたり血管の保護をする効果があります。

玉ねぎは加熱すると辛みが甘味に変化しますが、成分も変わってしまいます。

辛みの強い玉ねぎは、水に浸すと辛みが和らぎますが、先ほどの辛み成分「硫化アリル」も浸せば浸すほどどんどん逃げてしまいます。水につける際は、あまり時間をおかない方が良いでしょう。

「玉ねぎを食べると血液がサラサラになる」と言われる由来は、ケルセチンによるもので、血液サラサラ=コレステロールや血圧の上昇を抑えたり、動脈硬化を予防したりしてくれるというお話です。

悪玉コレステロールの値が高いと動脈硬化の原因となります。動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。

毎日玉ねぎを食べて、血液をサラサラにしましょう!