社内研修会【第二弾】

人の一生を80年とすると、睡眠に使う時間は3分の1~4分の1くらいだといわれています。年数でいうと20年~25年位の時間を使っているといえます。これほどまでに時間をとるのは、睡眠が人の体にとって大切な効果があるからです。

『睡眠が重要な理由』

睡眠は、心身の健康を維持するための重要な要素のひとつです。人が健康を保つために必要とされている睡眠時間に対して、現代人の平均睡眠時間は約1時間少ないと言われています。また、睡眠時間が短くなることで、本来睡眠で回復できるはずの疲労が蓄積されることも懸念されています。理想の睡眠時間は7時間から8時間といわれています。

ある調査の結果では、7~8時間睡眠のグループが最も死亡率が低く、睡眠時間が短くても長くても寿命が縮まることが分かったそうです。

『睡眠に期待できる効果』

①〈疲労回復〉 体と心の疲労を回復させるには十分な睡眠が大切です。睡眠を十分にとることで内分泌機能が向上し、体内での代謝活動やストレスへの耐性が強まります。

②〈生活習慣病の予防〉 睡眠不足は生活習慣の乱れを招く一因です。睡眠を十分にとり、リスクを減らしましょう。

③〈肥満予防〉 食欲をコントロールするホルモンは睡眠と密接な関係を持っています。十分な睡眠を確保することは太りにくい体質づくりにつながります。

④〈ストレスやうつ症状の緩和〉 睡眠には脳を休ませ、自律神経を整える働きがあります。ストレスを感じたり不安な気持ちが続いたりするとき、ぐっすり眠ることで脳内の分泌物を正常に戻し、ストレスやうつ症状を緩和・軽減することが期待できます。

⑤〈美容促進・美肌効果〉 肌のターンオーバーを促進してくれるのは、睡眠時に発生する成長ホルモンです。加齢により成長ホルモンの分泌が徐々に少なくなりますが、睡眠不足・浅い眠りを続けることも成長ホルモンの分泌を妨げる原因になっています。

睡眠の大切さを改めて見直し、質の良い睡眠をとり、少しでも健康づくりに役立てられればと思います。